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2020.07.10

KANGOL meets KSK

KANGOL meets KSK

「何であるかという定義自体要らない」KSK


3MCのヒップホップユニット、
MGFにて彗星の如くシーンに現れたKSK。
現在ではOsteoleuco(オステオロイコ)や
ARMというユニットでの活動も行う。
大病を患った過去を乗り越え、
好きなことをとことん追求する表現者に話を聞いた。


―KANGOLの帽子は以前から被られたことはありましたか?

中学生ぐらいの時から被っていました。
古着屋で買ったりして、バミューダハットの
黒と白をそれぞれ持ってましたね。

―その最初にKANGOLの帽子を買おうと思った理由は?

Dragon AshとRIZEが好きなんですけど、
そのDragon AshのKJが被っていたのを見て、
被りたいなと思いました。
最初はゴリゴリのヒップホップのイメージだったけど、
KJやロックのカルチャーがある人が被っても似合うんだなと思って。
細身なスタイルにも合うし、結構フレキシブルな感じがしますね。

―今日被られたモデルを選んだ理由は?

元々ニット帽やバミューダハットはよく被っていたのですが、
こういうハンチングタイプは持ってなくて。
アーティストのDev Hynes(ex. Blood Orange)が
KANGOLのハンチングを被ってるのを見て、
最近良いなと思っていたんです。
そうしたらちょうど今日の撮影の話を頂いて、
ベストタイミングでした。
後ろに被るとすごいストリート感も出る所も良いですね。


―ファッションにはどんなこだわりはありますか?

偶然性というか、たまたま出会った物とか
タイミングなどをすごい重視していて。
例えば気分が落ちている時にたまたまそれを見て上がったとか、
あの旅に行った時に買ったとか、
そういうストーリーがあるとそのアイテムに愛着が湧くんです。
だから、サイズ感もバラバラ。
すごい細身の時もあればダボダボな時とかもあって。

―今日着ているイチローのTシャツにも何か思い入れがあるんですか?

前に先輩が着ていてカッコイイなと思っていたんですけど、
友達とアメリカへ行った時に古着屋で見つけて爆上がりして。
イチローのヤンキースTは珍しいんですよ。
背番号も31ってのがまたジワる。
さっき、友達から父の日で親父と飲みに行ったら
それのジーター着てたよって言われたりして(笑)。
そういうもんだよなぁと。
でも、そういう普通の野球観戦グッズだからまた良いですよね。


―最近の活動についてもお伺いしたいのですが、
現在複数のユニットで活動されていますよね。

まず昔からやっているMGFがあって、
元々ソロでやっていたものに最近ピアニストのShimon Hoshinoという相方を加えて
より精力的に活動しているOsteoleuco、RIP SLYMEのRYO-Zさん、
AKAKAGEさんとARMというプロジェクトも始めました。

―それぞれ自分の中でどんな分け方をしているんですか?

MGFはその場のインスピレーションを大事にしているグループ。
ARMも年齢やキャリアもバラバラのメンバーが集まって、
とにかくやっていて楽しいことを重視して活動していこうと思います。
Osteoleucoは伝えたいことを伝えることに重きを置いているプロジェクトで、
リリックをすごい重視しています。
MGFよりメッセージ性が強くてもしかしたら重いかもしれないけど、
その分リリックをよく聴いて欲しいですね。

―Osteoleucoはどういう意味なんですか?

僕が骨肉腫(osteosarcoma)と白血病(leukemia)という2つの病気を
患ったことがあって死にかけたんですけど。
Osteoleucoはその頭文字を組み合わせたものです。
生きてるだけで丸儲けだなと思って、好きなことをやろうと。
珍しい病気って言われるけどやっぱり同じ病気で悩んでる人はいるから、
そういう人に生きてやっているやつもいるっていうのを教えてあげたい。
僕も入院している時にそういう人が生きる希望になっていたので。
アルバムも製作中なので楽しみにしていてください。


―幅広く活動する中で、今後さらにやってみたいことはありますか?

最終目標は映画を作りたいと思っています。
Osteoleucoの映像はもちろんディレクターの友達とやっているけど、
自分もディレクションの立ち位置でやっているし。
そういう今までやってきたことを全部合わせた物をやってみたいです。
映画って、音楽もあるし、演技もあるし、ファッションもあるし、
総合的な物な気がするので。

―KANGOLが様々なジャンルのカルチャーを体現している様に、
KSKさんもラッパーという枠に収まらず
表現しようとしているという点で
シンクロする部分もあるのではと思います。

そもそも自分って何なんだろうと思うし、
ラッパーだとは思うけど、ラッパー1本でやっている人に比べたら
ラッパーじゃないのかもしれない。
トラックも作るし、エンジニアリングもするし、
全部やりたいという好奇心があり過ぎて。
だから、何であるかという定義自体要らないなと思ってます。


【プロフィール】
1989年生まれ東京都出身。
2016年より3MCによるラップクルー、MGFとして活動開始。
現在ではOsteoleucoというユニット、RIP SLYMEのRYO-Z、
AKAKAGE等と組んだARMというプロジェクトも始動し精力的に活動中。
Instagram: @ksk_420


【着用アイテム】
Bamboo Hawker ¥7,260(in tax)


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