1918年~1938年 -KANGOLの歴史-
KANGOLの創立者であるJACQUES SPREIREGENは、第一世界大戦後退役し1918年の帽子屋を開業。フランスからバスクベレーの輸入をはじめました。
JACQUESは戦後の必需ファッション・アイテムとしてベレー帽を輸入販売しましたが、次第にベレー帽の製造・販売を行うようになり、製造販売業をその後20年間以上続けました。
そして、1938年にJACQUESは競合他社と差別化するため”KANGOL”という名を生み出しました。
この名前の由来で最も広く伝えられているのは、創業者がニット(KNITTING)、からKをとり、アンゴラ(ANGORA)からANGをとり、ウール(WOOL)からOLをとったという説です。
大戦後も英国の伝統は続き、1948年のオリンピック開会式では英国チーム全員がKANGOLのベレー帽を被りました。
1954年~2018年 -音楽・ファッションシーンでの地位確立-
1954年頃、PIERRE CARDIN やMARY QUANT等著名なデザイナーもデザイン提供するに至り、KANGOLブランドの評価は世界規模へ発展していきました。
“THE BEATLES”
1960年代で若者に最も影響力があったのはTHE BEATLES。
ビートルキャップとベレー帽のデザインはEILEEN GREIGが担当、KANGOLはマスコミと共同で彼女の作品のプロモーションを展開しました。
こうしてKANGOLブランドの評価は1960年代の音楽の世界にも広がったのです。
“HIP HOP”
そして、売上げが過去最高に達したときJames Tobb Smith (別名:LL COOL J)という名の若い有名なラッパーが、彼の2枚目のアルバムジャケットでKANGOL Bermuda Casualを着用しました。
彼は自身のキャリアを通してビデオクリップでもライブでも常にKANGOLの帽子を被っており、それはヒップホップの歴史の中でも描かせない要素となっています。
“Fashion Brand”
2015年より、マーク・バイ・マーク・ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)とコラボレートした帽子、ジュンヤワタナベ・コムデギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARCONS)とコラボレートしたハンチングも発表。
そして2018年の現在でも、多くのブランドとのコラボレーション等でファッションシーンの第一線で高い人気を誇る“KANGOL”。
今後も時代とともに進化していくKANGOLからは目が離せません。